「根元がぺたんとしてしまう」「後頭部がつぶれて頭の形がきれいに見えない」「夕方になるとさらにボリュームがなくなる」——こんな悩みを抱えている人は少なくありません。
年齢のせいだと感じてしまいがちですが、実は 毎日の習慣やケア方法を変えるだけで改善できる部分も多くあります。
まず、ボリューム不足の原因はひとつではありません。大きく分けると、
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頭皮・毛根の問題
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髪そのもののハリ・コシの低下
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スタイリングや生活習慣の影響
の3方向から考えることができます。
■ 頭皮がこっていると、髪は立ち上がらない
意外と見落とされるのが「頭皮のコリ」です。
長時間のデスクワークやスマホ操作で首や肩がこると、その影響は頭皮まで及びます。頭皮が硬くなると血行が悪くなり、毛根に十分な栄養が届かなくなってしまいます。
結果として細く弱い髪が増え、立ち上がりにくくなるのです。
シャンプーのとき、指の腹で頭皮を軽く押してみてください。
・指がズブッと入らず、ゴリゴリ固い
・痛みを感じる部分がある
という場合は、頭皮がこっているサインかもしれません。
そんなときは、シャンプーついでに 「頭皮マッサージ」 を取り入れるのがおすすめです。
生え際から頭頂部に向かって、指の腹でやさしく円を描くようにもみほぐします。
側頭部や後頭部も同じように、痛気持ちいいくらいの強さでOK。1日数分でも続けることで、徐々に頭皮の柔らかさが戻ってきます。
■ 髪のハリ・コシを奪う“やりがち習慣”
ボリュームが出にくい人は、知らないうちに髪のハリ・コシを奪ってしまう習慣を続けていることもあります。
たとえば、
・洗浄力の強すぎるシャンプーで毎日ゴシゴシ洗う
・トリートメントを根元からべったりつけてしまう
・ドライヤーを使わず自然乾燥にしている
・高温のアイロンで同じ部分を何度もはさんでいる
こうした行動は、髪の内部のタンパク質を壊し、キューティクルを傷つけ、結果的に「コシのない髪」「ハリのない髪」を増やしてしまいます。
シャンプーは頭皮を中心に、トリートメントは中間〜毛先を中心に。ドライヤーは必ず使うけれど、乾ききったあとに熱を当て続けない。この基本を守るだけでも、ボリュームは少しずつ戻ってきます。
■ 今日からできる“根元ふんわり”テクニック
ボリュームアップのためのテクニックは、実は難しくありません。
ドライヤーのかけ方を変えるだけで、見た目の印象は大きく変わります。
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まず、髪全体をタオルドライしたら、根元を中心にドライヤーを当てる。
髪を持ち上げるように指を入れ、根元に風を送り込むイメージです。 -
前髪は“逆方向”から乾かす。
いつも流している方向と反対側に髪を倒しながら風を当て、最後に元の方向に戻すと、自然な立ち上がりがつきます。 -
トップのボリュームが欲しい部分は、乾かす途中でクリップやピンで少し持ち上げておき、完全に乾いたあとにはずすと、ふんわり感がキープされやすくなります。
スタイリング剤を使う場合は、重すぎないタイプ を選ぶのがポイントです。
オイルを多用しすぎると重たくなってしまうので、ボリュームが欲しい日はミストタイプや軽めのワックス、フォームを選ぶとよいでしょう。
■ 食生活と睡眠も“ボリュームづくり”の一部
最後に、忘れてはいけないのが「内側からのケア」です。
髪はタンパク質からできているため、偏った食事や極端なダイエットは髪のハリ・コシに直結します。肉・魚・卵・大豆製品などをバランスよくとり、鉄分や亜鉛などのミネラルも意識して摂取することで、髪の土台が整っていきます。
また、睡眠不足が続くと、成長ホルモンが十分に分泌されず、髪の成長サイクルにも影響が出ます。毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる「リズム」を整えることは、ボリュームケアにとっても大切な要素です。
髪のボリュームは年齢だけで決まるものではありません。
・頭皮のコリをほぐす
・ダメージを減らすケアに切り替える
・乾かし方とスタイリングを工夫する
・食事と睡眠を見直す
この4つを少しずつ続けることで、“ぺたんこ髪”から“ふんわり髪”への変化 を、じわじわと実感できるはずです。今日からできることから、一つずつ取り入れてみてください。

